四柱推命は、約2000年前に中国で生まれた占いの一種で、陰陽五行説を基礎としています。
この占術は、人の生年月日と生まれた時刻という4つの「柱」を用いて運命を推しはかることから「四柱推命」と呼ばれています。
四柱推命の基本的な概念
- 陰陽五行説
四柱推命は陰陽五行説に基づいています。この思想では、世界のすべてのものが「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素(五行)と、陰と陽に分類されると考えます。 - 干支
四柱推命では、西暦ではなく干支暦を使用します。十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせて、年月日時を表現します。 - 四柱(しちゅう)
生まれた年(年柱)、月(月柱)、日(日柱)、時刻(時柱)の4つの柱から運勢を読み解きます。 - 命式
四柱から作成される表形式のデータで、これを基に運勢を占います。 - 通変星
10種類の星があり、生まれ持った資質や運勢を見る際に活用されます。 - 身旺・身弱
自分自身を表す日干の強弱を示す概念です。
四柱推命は、他の占いに比べて習得が難しいとされていますが、的中率が高く、人生全体の運の流れを把握できるため、結婚、転職、仕事、人間関係、金運など幅広い分野でのアドバイスが可能です。
なにしろ、人生120年出ますので(笑)
この占術は、中国の運命学の一つである「命術」に属し、占いの基礎となる知識を提供するため、多くの占い師が最初に学ぶ分野でもあります。
私的四柱推命の考え方
人が生まれてきた時、必ず生年月日時が与えられます。
年柱・月柱・日柱・時柱の四つの柱で、四柱推命です。
天干と地支について
四つの柱とは言いますが、私が鑑定する時は、四つの植木鉢に例えてお話ししています。
天干を花
地支を根
↑イメージです。
それぞれに与えられた個性のタネを備えた植木鉢
土の入った四つの鉢に、皆、それぞれ何等かのタネを隠し持っています。
そのタネが、外的な光なり、養分なりを得ることで成長していきます。
この鉢自体に、それぞれ特徴があります。
最初から、湿った土であったり、乾いた土であったり、砂だったり、泥土だったり、状態の良い土だったり、土が無かったり、石だったり、いろいろあります。これが個性の素の部分です。
そこに、大運という要素が加わります。
大運は、外側からくる『きっかけ』です。
この大運が巡ってくることで、その土やタネの成長が起こります。
乾ききった土には、水が恵みの雨となります。
泥土には強い日差しが良い土壌を作ることになったりします。
大運は、花にとっての水分だったり、養分だったり、時に害だったりします。
植物が育つのに、強すぎる太陽だったり、過度な養分だったり、水ではなく塩水だったり色々あります。
世間で良く耳にする空亡のことを良くないという占い師もいますが、気にする必要は全くないです。
空亡は簡単に言えば、植木鉢に被せられていたビニールが剥がれた状態です。
良し悪し関係なく、勝手に中に何でも流れ込んできます。
逆に、見せたくもないのに、意図せず外に見せてしまったりもします。
普段とは違う、思うようにいかない・・・と、良くない方に考えてしまうかもですが、考え方によっては、もう一人の自分に出会えるチャンスでもあると言えます。
まとめ
どんなことがあっても、無駄なことは一つもありません。
難が起こりそうなら、それに備え、
大難を小難に。小難を無難に。
それを知るのが占いです。占いは使うものです。振り回されるものではないです。
鑑定時にいつも強く伝えるのですが、他人は他人です。
未だかつて、鑑定で同じ人を一人として見たことはありません。
そのぐらい、皆さんは希少です。特別です。
人をジグソーパズルに例えるとするなら、同じピースは一つとしてありません。
あるべき場所に入るピースはただ一つです。
皆違って、皆で一つです。
誰とも自分を比べないでください。
貴方は唯一無二です。
貴方は貴方の花を咲かせましょう。