【四柱推命×身体感覚 正官】
正官が強い人の“緊張型疲れ”とセルフケア
「常に気を張ってしまう」
「ミスしたくない、怒られたくない」
「なんとなく休むのが“悪いこと”みたいに感じる」
そんなふうに感じることはありませんか?
もしかすると、それは命式にある「正官(せいかん)」という星が影響しているかもしれません。
正官とは?
四柱推命における「通変星(つうへんせい)」のひとつ、正官。
この星は「まじめさ」「礼儀」「秩序」「責任感」を象徴します。
- 周囲の期待に応えたい
- 人として、正しくありたい
- 社会的にちゃんとした立場でいたい
こうした想いが強く、信頼されやすい一方で、
「こうあるべき」が強すぎると、自分で自分を追い詰めてしまうこともあります。
正官タイプの疲れは、“緊張型”が多い
いつも背筋を伸ばして気を張っているような感覚。
無意識にプレッシャーを抱え、心と体が慢性的に緊張状態になっていることがあります。
- 小さなミスにも敏感で、反省が止まらない
- 「こうでなきゃ」と自分に厳しくしてしまう
- 評価や信頼を失うことに強い不安を感じる
- リラックスしていると、罪悪感すら覚える
- 楽しむことが「サボってる」ように感じる
誰よりもきちんとしているあなた。
でもその“きちんと”が、心のこわばりにつながってしまうのです。
こんな状態なら、少し立ち止まって
- 気を抜くと何かが壊れそうで怖い
- 休んでも気が休まらず、翌朝またぐったり
- 人からの評価に一喜一憂してしまう
- 自分の言動を振り返って、落ち込みやすい
- 自分よりも「世間の正しさ」を優先してしまう
正官タイプにおすすめのセルフケア
1.「休むのも仕事」と再定義する
真面目なあなたにとって、“休む”ことはサボりに思えるかもしれません。
でも本当に成果を出す人ほど、うまく休んでいます。
休むことでこそ、次の力が生まれることを忘れないで。
2.「べき」より「今の自分」を尊重する
「~すべき」という言葉が浮かんだときは、一度深呼吸して、
「私は本当はどうしたい?」と、自分の気持ちに耳を傾けてみましょう。
3.「ゆるさ」に触れる時間をつくる
自然の中を歩く、アートを見る、音楽を聴く。
“正しさ”や“成果”から距離を取る時間が、心のゆとりにつながります。
最後に
正官を持つあなたは、社会や人に対する誠実さを持ち、
信頼され、任される力があります。
でも、「ちゃんとしなきゃ」で自分を縛ってしまうと、
その素晴らしさが苦しみに変わってしまうことも。
ときには、だらけてもいい。弱音を吐いてもいい。
自分を守れるのは、他の誰でもなく“あなた自身”です。
どうか、自分に対しても、優しく、誠実であってくださいね。