― がんばりすぎた心に、「ゆるむ」許可を
□ 「食神」とは?
食神は、四柱推命の通変星のひとつで、
自分から生み出される“喜び”や“表現”のエネルギーを象徴する星です。
キーワードは:
楽しみ・才能・のんびり・食・娯楽・クリエイティブ・癒し。
命式に食神がある人は、
どこか人をほっとさせる雰囲気や、自然体で生きる力を持っています。
「無理しない」「楽しいことを大事にする」ことが、自分らしさと直結しています。
□ 食神が巡るとき、心に起こりやすいこと
食神が運気として巡ると、
心が“ほぐれる”“緩まる”ような感覚が自然と出てきます。
● 起こりやすい心の変化:
- プレッシャーを手放したくなる
- 仕事よりプライベートを優先したくなる
- のんびりしたい、何もしたくないと感じる
- 自分の「好き」に素直になりたくなる
- 創作や趣味、遊びが楽しく感じられる
これは、魂が「ちょっと休憩しようよ」と言っているサインです。
無理に進もうとせず、“止まる”ことを肯定する時期とも言えます。
□ 心がしんどくなるときのサイン
一見、ゆるやかな星に見える食神ですが、
「頑張ることが当たり前」になっている人にとっては、
このゆるさが“怠けているように感じる”ことも。
● 心が疲れるときの傾向:
- やる気が出ない自分に罪悪感を感じる
- 周囲のペースに合わせようとして無理をする
- 楽しめない自分を責めてしまう
- 頭では「休んでいい」と思っても、気が休まらない
実は、心が「休むことに抵抗している」状態なのです。
□ 食神のときの整え方・ヒント
食神の時期は、「がんばらないこと」を許せるかどうかが大切です。
● 心を整えるヒント:
- 無理や義務でなく「好き」を優先してみる
- 自分を甘やかす時間をあえてつくる
- 食べたいものを丁寧に食べる
- 創作・芸術・音楽など、五感を満たす活動に触れる
- 休むこと=価値がない、という思い込みを手放す
「休む=止まる」ではありません。
内側を満たす、大切な“充電”の時間なのです。
□ まとめ:今は、“何もしない”が最高の選択
食神は、「楽しむ」「緩める」ことを通じて、
人が本来の輝きを取り戻すプロセスを助けてくれる星です。
この星が巡っている時期は、
無理に進もうとせず、“楽しい”や“嬉しい”の感覚を取り戻すことが何より大切。
今やるべきことは、
「頑張る」ことではなく「ゆるむ」ことかもしれません。
やる気が出ないときこそ、
心は深いところで回復しようとしています。